周辺にのどかな景色が広がる郊外の分譲地。その奥まった敷地を選んだU夫妻。「変形の土地だけど、だからこそ面白い家になる」という髙岡さんのアドバイスを受けて、マイホーム計画をスタートしました。必要なモノしか持たないミニマルライフを実践するUファミリーだから、家はコンパクトな2LDKに。その分、肌や目にふれる部分に自然素材を用いて、性能面での設備にコストをかけることができたのです。また、コンパクトとはいえ、決して「狭い」とは感じず、むしろのびのびとした雰囲気をまとっています。その秘密は、空間の広がりを家の外に求めて、緑あふれる南側には大窓のあるLDKを配置したこと。キッチンやダイニング、リビングから視線を伸ばせば遠くの山並みまで一望することができ、部屋の広さ以上の開放感を味わうことができます。
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▶デザイナー/有限会社 アーキテクト工房Pure 髙岡文紀
造作キッチンは木目がやさしい風合い。背面収納も同じ素材で造作しており、壁の収納は下台の上に炊飯器などの家電を置き、上置棚には使用頻度の低いものを置くことを想定しました