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ROOM TOUR
  • デザインと機能性、大切にしたのはそれぞれのこだわりを尊重すること

    コロナ禍で増えたおうち時間。「妻と退屈だから何かしようかと話して。それが家づくりだったんです」とGさん。もともと家を建てるつもりはありましたが、その計画を前倒しすることになったのです。運良く、郊外の敷地に出会えたこともあり、すぐに湯浅さんに相談しました。というのも仕事で彼と付き合いのあったGさんは、家づくりに対する姿勢や人柄に全幅の信頼を寄せていたのです。

     

     

    少しだけ気にかかっていたこともありました。「僕の好みはインダストリアル。湯浅さんがデザインするモダンテイストも好きだけど、どうやってラフな感じを取り入れてもらえるかなって」。
    でも実際にプランを始めたらそんな気がかりは見事に払拭されました。そればかりか、「デザインよりも建物の機能性にこだわりたい」という奥さまの思いもしっかりとくみ取り、ウォークインクローゼットに通路としての機能を持たせた回遊式のステキ動線、冷暖房効率など温熱環境にも十分な配慮がなされました。

    Gさんが求めるインダストリアルインテリアは、素材使いだけではなく色使いでも表現。建具や木部に施した塗装により、ざらざらとした荒削り素材と馴染ませています。

     

  • フラットな立ち位置で、譲れないポイントを見極めながらバランスよく

    「デザインに対しては常にフラットな立ち位置」と湯浅さん。モダンテイストの施工例が続いているのは、「お客さまの好みがそうであったから」。だからG夫妻との家づくりも、お二人の要望を受け入れながら提案を行いました。

    一方で住宅性能にこだわりのある奥さまは、風のない暖房「BEシステム」の導入も検討していましたが、ご主人が薪ストーブの導入を熱望されていたことから双方の特性やコストを比較検討し、薪ストーブに決定したという経緯があります。どなたにも絶対に譲れないこだわりがありますが、「そのポイントを見極めて尊重すること、また比較の場合は両者のメリット・デメリットをしっかりお伝えするのも建築士の役目」と話します。

     

     

    計画途中で「山小屋のような雰囲気も好き」というGさんの言葉をヒントに、勾配天井のLDKのデザインを決定。薪ストーブや大窓からの眺望、落ち着いた色合いでランダムに塗装した天井や床。インダストリアルインテリアというベースを抑えながら山小屋の味わいも感じられます。そして湯浅さんが得意とするストレスフリーな動線と癒しの仕掛けは、G夫妻の豊かな日常へと繋がっています。

     

建築デザイナー

株式会社 アクティブ・アート 湯浅泰明
株式会社 アクティブ・アート
湯浅泰明
Yasuaki Yuasa
伊予郡松前町出身。留学先のニューヨークでインテリアを学び、帰国後日本の建築を改めて学び直す。その後、アクティブ・アートに入社。二級建築士、インテリアコーディネーター。
■ 趣味/靴磨き、旅行 ■ 好きな本/コミックス、旅本 ■ 休日の過ごし方/体を動かすこと ■ 特技/革の手入れ ■ 好きな建築家/ルイス・バラガン、西久保 毅人

工務店情報

会社名
株式会社 アクティブ・アート
対応
注文住宅・リフォーム・商業建築
アクセス
松山市小坂3丁目4-5
電話番号
0120-964-322
営業時間
8:30~17:30
定休日
水曜

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