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ROOM TOUR
  • 【施主様の希望】思いきって告げた夫婦の好みの違い。共通の要望は「家らしくない家」

    豪雨災害を受けた親族の家。その敷地で新築を考えた施主夫妻は、家に求めるインテリアの好みがまったく違います。夫は洋館のように重みがあり、陰影のある空間が好み。一方の妻はモダンでスタイリッシュな空間を望んでいました。唯一、共通していたのは「家っぽくない、みんなが驚くような建物がいい!」という点。テイストは違うけれど知人の建物が「驚くような家」であったことから、建物を手がけたアクティブ・アート建築家の湯浅さんにアクセスしました。

     

     

    「こんなとりとめのない話をして、設計の参考になるのかな」。住宅について詳しくない施主夫妻は、心配をしながらも湯浅さんとの会話を重ねていきます。2人の住まいに求めるデザインの方向性の違いも、思いきって告げることができました。そういったコミュニケーションのプロセスを経たのち、2階建てを希望されていたご夫婦に対しての湯浅さんの提案は「半平屋建て」というプランでした。

     

  • 【建築家の提案】無駄な動きのない動線、夫婦ともに愛着が持てるインテリアのテイスト

    湯浅さんが提案したプランは、1階で暮らしのほとんどが完結する生活動線。子ども部屋のみ2階にしましたが、これはこの土地が豪雨災害に見舞われたことを知ってのこと。万が一、同じような災害が起こった際に、2階に避難することを想定したのです。また敷地自体の土台を嵩上げし、天災への不安を少しでも軽減するよう配慮がなされています。

     

     

     

    平屋的な暮らしをする際、パブリックとプライベートの棲み分けはとても重要。さらには動線の取り方一つで、無駄な動きやストレスをなくすことができます。そこで玄関から続く2wayの動線を描き、家族は玄関から直接水まわりに抜けたり、来客はリビングに直行できたりと、邸内での動きはスムーズで効率的です。表・裏の2つの動線には、ダイニングで合流する回遊性を持たせています。

     

     

    インテリアについては、夫婦2人の要望をMIXしてデザイン。その象徴的空間がLDKです。レッドシダー張りの勾配天井で遮蔽した西側の壁と開放した南の大窓が印象的。柱や梁、サッシなどはブラックカラーとし、空間を引き締める差し色としました。メーカー品をアレンジしたキッチンには、石や古材をあしらうことにより、味わいをプラスしています。

     

     

     

建築デザイナー

株式会社 アクティブ・アート 湯浅泰明
株式会社 アクティブ・アート
湯浅泰明
Yasuaki Yuasa
伊予郡松前町出身。留学先のニューヨークでインテリアを学び、帰国後日本の建築を改めて学び直す。その後、アクティブ・アートに入社。二級建築士、インテリアコーディネーター。
■ 趣味/靴磨き、旅行 ■ 好きな本/コミックス、旅本 ■ 休日の過ごし方/体を動かすこと ■ 特技/革の手入れ ■ 好きな建築家/ルイス・バラガン、西久保 毅人

工務店情報

会社名
株式会社 アクティブ・アート
対応
注文住宅・リフォーム・商業建築
アクセス
松山市小坂3丁目4-5
電話番号
0120-964-322
営業時間
8:30~17:30
定休日
水曜

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