築100年にもなる建物を二世帯住宅へと建て替えるにあたり、何よりも重視したのは住宅性能。冬には雪が降ることもあり、下手をすれば屋外よりも寒かった邸内。こうした環境のもと、年中快適に暮らせる高性能住宅を…との依頼を受けて、パッシブハウスの実績を誇る髙岡さんが断熱性や気密性、自然エネルギーの活用をテーマに建物を計画しました。
人生においてもっとも長い時間を過ごす建物は家。日々の暮らしが心地よくあることはもちろん、いつか役割を終えたときに、できるだけ自然へと還る素材を使うのも髙岡社長のポリシー。無垢材、漆喰壁、紙クロス、リノリウム※など目や肌に触れる仕上げ材はすべて呼吸する自然素材。これらの素材に愛着の持てるデザインを施しました。
※リノリウム…亜麻仁油を主原料とし、ジュートなどの植物繊維や石灰石、木粉などを混ぜて製造された天然成分の建材