土地を探し、間取りを計画し、素材を選び、性能の裏付けとなる計算を行う。家づくりは、いくつもの過程を重ねた先の成果。住み手が違えば、その道筋はまったく異なるものになります。村上さんは、こういった一つひとつの過程を大切に、吟味して、唯一無二の家を施主と共に築き上げています。
愛媛の木をはじめ、自然素材を生かしたデザインも、村上さんの建築の特長。設計する上で参考としているのは、建築家・藤森照信氏の作品。里山と水郷の地に築かれた「ラ コリーナ近江八幡」など、四季折々の人間の営みが見える、生命力にあふれた建築に刺激を受けているそう。「突拍子に見えるデザインも自然環境や地場の風土を徹底的に生かしており、建築という概念を覆されます」と話します。
環境への配慮にも取り組み、エネルギー消費を抑え、太陽光発電などで生涯CO2収支マイナスを可能にするLCCM住宅の設計も手がけています。
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新日本建設株式会社村上 敦Atsushi Murakami1975年東温市生まれ。近畿大学九州工学部（現産業理工学部）建築学科卒業後、県内の総合建築会社に勤務。戸建住宅だけではなく、集合住宅や病院など幅広く設計や施工管理に携わる。その後、新日本建設に移り、木造を専門に木の風合いを生かした設計を行っている。また国の住宅省エネルギー技術講習会の講師としての活動も行う。一級建築士、一級建築施工管理技士、CASBEE戸建評価員。■ 趣味/登山、スノボー、キャンプ ■ 好きな建築家/藤森照信 ■ 好きな建築物/ラ コリーナ近江八幡 ■ 特技/空手
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人と自然が呼応する、営みの風景が生まれる場所を
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体を動かすことでリフレッシュ
登山、キャンプ、空手。プライベートはアクティブに 休日は登山やスノボー、キャンプなど、アウトドアが趣味の村上さん。石鎚山や皿ヶ嶺、伊予富士など愛媛の山に登頂し、すっかり山歩きにハマったそう。地元東温市に山を所有しており、休日になるとそこでのんびりアウトドアライフを楽しんでいると教えてくれました。 新日本建設の松山本社では空手教室を開いており、指導者として村上さんも参加しています。高校生と中学生のお子さんが空手を習い始めたのを機に6年ほど前に自身も始めたそうですが、その腕前はすでに黒帯。極真空手の使い手として、子どもたちと共に汗を流しています。
趣味／登山
特技／空手
好きな建築物／ラ コリーナ近江八幡
心地いい家とは…。柔らかな明かりや爽やかな風を感じられる間取りであったり、足触りのいい床板や手触りのいい家具であったり、冬でも寒さを感じない暖かさだったり。村上さんは、そんな感覚を家族全員が共有できる家づくりに取り組んでいます。