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新日本建設株式会社二宮真紀Maki Ninomiya1983年松山市生まれ。広島大学工学部卒業。愛媛県内の建設会社勤務を経て、2009年新日本建設入社。20年、西条営業所への異動を機に西条市に移住。石鎚山と瀬戸内海に囲まれた豊かなエリアで、自然を身近に感じながら暮らしている。
今回、紹介したモデルハウスに続き、西条市内に新たなモデルハウスも計画中とのこと。一級建築士、インテリアコーディネーター。■ 好きな音楽/J-POP ■ 好きな本/柴田ケイコ『パンどろぼう』 ■ 好きな建築家/アルヴァ・アアルト ■ 特技/人の話を聞くこと ■ 趣味/小旅行、ゴルフ
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暮らしに楽しみを、自然のやさしさを
「暮らしに楽しみを見つけ、豊かな日々を育む家づくり」を大切にしているという二宮さん。内と外の緩やかなつながりが生む大らかさ、無垢の杉や檜、珪藻土などのぬくもり。自然なものと一緒に暮らす、その心地よさを追求しています。 -
地域の素材、その有機的な曲線を活かす
二宮さんの建築は、尊敬するアルヴァ・アアルトから受けた影響が大きい。地域の木を使い、それらの有機的な曲線を活かした建築に感銘を受けたそう。「だから私の建築のテーマは、愛媛の風土・材料・暮らしに寄り添う家づくりなんです」。手がけた建築の多くに見られる「やわらかく、丸みを帯びたしつらえ」に、その心が表れています。
また「家でどう過ごすか」も家づくりにおける大きな課題としてとらえています。家でアウトドアライフを楽しんだり、庭を眺めながらソファに身を沈めて読書をしたり…ライフスタイルはまさに十人十色。そして何と言っても、家づくりの主役は住まい手であるご家族。だから二宮さんは黒衣に徹し、ご家族一人ひとりの思い描く理想、その一つひとつを形にするべく寄り添い続けるのです。
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旅先で出合う建築がインスピレーションの源泉
自他共に認める建築マニアの二宮さん。趣味は「建築をめぐる旅」というほど、暇さえあれば見たい建築に向かって愛車を走らせています。建築家が建てた住宅や美術館、商業施設、カフェなど、ジャンルを問わず、気になった建築をたずねてインプットの時間を大切にしています。
現在住んでいる西条の豊かな自然からも、建築のヒントを得ているそう。石鎚山と瀬戸内海に囲まれた西条は、朝は海風、夕方は山風という2つの風が吹く地域。その変化を肌で感じたり、うちぬき水の恵みをいただいたり。自然がそばにある暮らしが、設計に活かされていることも多いと言います。
主役はお客様。黒衣としてお手伝いします。