賃貸住宅で暮らしており、いろんなストレスを抱えていたN夫妻。収納の位置や容量、家の中の移動で積み重なっていくストレス、そして家事に追われる毎日。西村さんの設計する家に惹かれていたことから、「ちょっと相談に乗ってもらおうかな」という軽い気持ちで西村さんに相談をしました。
「話すことから始まる、家づくり」をモットーとする西村さん。頭の中でN夫妻が幸せに暮らせる家はどんな形だろう?と思いを巡らせます。ヒントは今の暮らしでN夫妻が感じているストレス。ひとつずつ解決していけば、理想の家になるはずだと考えました。
「いつでも片付いている家にしたい(奥さま)」「モノを探すストレスをなくしたい(奥さま)」「狭くてもいいから自分だけの空間が欲しい(ご主人)」「家でたき火をしたい(ご主人)
ほかにもいろんな要望を聞くヒアリングには、じっくりと時間をかけました。とはいえ、ときには趣味の話し、子育ての話しなど家づくりとは直接関係のない話しで盛り上がることも。でも、そうした会話からも、西村さんはたくさんのヒントをつかんだのです。