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  • ストレスをひとつずつ解決していけば、理想の家をつくることができる

    賃貸住宅で暮らしており、いろんなストレスを抱えていたN夫妻。収納の位置や容量、家の中の移動で積み重なっていくストレス、そして家事に追われる毎日。西村さんの設計する家に惹かれていたことから、「ちょっと相談に乗ってもらおうかな」という軽い気持ちで西村さんに相談をしました。

     

     

    「話すことから始まる、家づくり」をモットーとする西村さん。頭の中でN夫妻が幸せに暮らせる家はどんな形だろう?と思いを巡らせます。ヒントは今の暮らしでN夫妻が感じているストレス。ひとつずつ解決していけば、理想の家になるはずだと考えました。

    「いつでも片付いている家にしたい(奥さま)」「モノを探すストレスをなくしたい(奥さま)」「狭くてもいいから自分だけの空間が欲しい(ご主人)」「家でたき火をしたい(ご主人)

     

     

    ほかにもいろんな要望を聞くヒアリングには、じっくりと時間をかけました。とはいえ、ときには趣味の話し、子育ての話しなど家づくりとは直接関係のない話しで盛り上がることも。でも、そうした会話からも、西村さんはたくさんのヒントをつかんだのです。

  • ミニマムで効果的な収納が変えた、家族の暮らし方

    ヒアリングから、西村さんが設計のポイントとしたのは収納。「お客さまと打ち合わせをしていると『収納をたくさんつくってほしい』といわれることがとても多い。でも収納って数じゃなく、場所。どこにどのくらい入る収納をつくるかが大事なんです」と西村さん。

    N家の場合は、「リビングの収納はなし」という大胆な提案を行いました。「収納があるからモノを持ち込む。特にお子さんがいる家庭では、絵本やおもちゃをリビングに持ち込み始めると、なし崩しで数が増えていきます」。その点、はなから収納がなければ、持ってきたおもちゃを自室に持ち帰る習慣ができます。

     

     

    また造作のチェストなどの収納は、部屋の中に出っ張りをつくることになります。N家のリビングはテレビを壁がけにし、できるだけ室内のでこぼこをなくしました。こうすることで掃除も楽になります。

    LDKの収納はキッチンの背面に集約しています。場所ごとに何を置くかのルールを家族で共有しているので、出したいものをパッと出すことができます。ご主人が望んだ自分だけの空間は、玄関から続くファミリー動線の通路を活用。デッキテラスでは念願のたき火も楽しむことができます。

     

建築デザイナー

株式会社 シムデザイン 一級建築士事務所 西村和也
株式会社 シムデザイン 一級建築士事務所
西村和也
Kazuya Nishimura
1983年旧北条市生まれ。愛媛電子ビジネス専門学校建築CAD設計科(現河原デザイン・アート専門学校)卒業後、松山市の工務店、ハウスメーカーに勤務。2008年、県内設計事務所に創業メンバーとして入社し300棟を超える家づくりに携わる。21年に独立し、22年6月にシムデザインを設立。二級建築士。
■ 趣味/植物の世話、盆栽、バイク ■ 特技/家づくり全般のアテンド ■ 休日の過ごし方/ツーリング、ゴルフ、妻とおでかけ

工務店情報

会社名
株式会社 シムデザイン 一級建築士事務所
対応
住宅・店舗の設計・施工、リフォーム工事
アクセス
松山市久米窪田町337-1-301
電話番号
089-993-7480
営業時間
10:00〜19:00
定休日
不定休

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