自分たちの思い描く住まいと、予算とのバランスに苦心されていた施主夫妻。設計から施工までを一貫することでコストを抑えつつ、住み手の想いやこだわりに添った家づくりを行う三好さんとなら「やりたいことが叶う」と感じ、依頼されたといいます。
敷地は、南を道路に面した三角形の変形地。住宅建築のセオリーで言えば南側にリビングを持ってくるところですが、そうすると外からの視線を遮るためにカーテンが必要で、昼間も薄暗い室内になってしまいます。できるだけカーテンをつけなくても生活できる設計を心がけている三好さんは、設計でその問題を解消することに。
LDKは建物の中央に突き抜けるように配置し、水まわりやパントリーなどの緩衝区域を道路側にレイアウト。なおかつ採光を確保するための開口の位置を入念に検討した上でのプラン提案となりました。
道路に面した南面は外から見ると閉じた印象ですが、視線を遮りつつ光を導くために設けたハイサイドライトが外観のアクセントの役割も果たしています。