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ROOM TOUR

光は南側の窓からのみにし、その他の方角の窓は通風をコントロール。邸内には吹き抜けがない分、各フロアの通気が良い

馬張りのサイディング、白い塗り壁とシンプルながら、レッドシダーと木調ドアが目を弾きます

土間玄関と土間収納を仕切るのは、高さ2.6mのハイドアの引き戸。まるで壁のよう

3畳の土間収納には子どもたちの自転車などもすっぽり収まります

リビングには南からの光がたっぷり。大窓ですが、庇で夏の日差しは遮り、冬は心地よい光を取り入れるパッシブ設計

ダイニングに着席すると、ちょうどいい目線の先に窓があり、会話と景色を楽しみながら食事ができます

キッチンはオープンすぎず、ちょっとこもれるレイアウト。リビング側からはあまり見えませんが、キッチンからはリビングがよく見え、正面の窓からもデッキで遊ぶ子どもたちを見守れます

厚さ7mmの巾木など、ちょっとしたこだわりが高いデザイン性を演出

LDKの広さは18畳。幅は約3.6mあり、ソファを置いても壁側に飾り棚を置けるほどのゆとりある空間です

バーチカルブラインドを採用。レールではなくカーテンボックスにすることで、シンプルなたたずまいの美しさが際立ちます

洗面所は2畳とやや広め。ハイドアを隔てた向こうは1.5畳の脱衣所と浴室があり、水まわり空間を分けています

2階の廊下は幅約1.8mと広く、共有スペースとして利用可能。子どもたちの遊び場、スタディコーナー、ピアノ室、洗濯物干し場など、用途は多彩

外からの視線も気にならないプライベートな空間のウッドデッキ

  • カッコイイと住みやすいの両立“ちょうど良い”住まいを実現する

    たくさんの家を設計してきた西村さんが、さまざまなクライアントたちの「こんなのほしい」「これが好き」という家づくりへの夢や理想を集約して企画した「VITA」。そのモデルハウスが完成しました。コンセプトは「ちょうど良い! SPD(サイズ・プライス・デザイン)」。夫婦と子ども2人の暮らしに程良いサイズ、規格住宅ならではの手の届きやすいプライス、どんな人のライフスタイルにも似合うデザインを提案しており、まさにすべてが“ちょうど良い”住まいです。規格住宅とは言え、単なるハコではないのが、西村さんの腕の見せどころ。夏は涼しく、冬は温かい「高断熱×高気密×パッシブ設計」を標準仕様としています。計算され尽くした風の通り道と太陽光の入り方により、各フロアにエアコン1台だけでOK。自然エネルギーを利用して一年中、快適に過ごせます。

建築デザイナー

株式会社 シムデザイン 一級建築士事務所 西村和也
株式会社 シムデザイン 一級建築士事務所
西村和也
Kazuya Nishimura
1983年旧北条市生まれ。愛媛電子ビジネス専門学校建築CAD設計科(現河原デザイン・アート専門学校)卒業後、松山市の工務店、ハウスメーカーに勤務。2008年、県内設計事務所に創業メンバーとして入社し300棟を超える家づくりに携わる。21年に独立し、22年6月にシムデザインを設立。二級建築士。
■ 趣味/植物の世話、盆栽、バイク ■ 特技/家づくり全般のアテンド ■ 休日の過ごし方/ツーリング、ゴルフ、妻とおでかけ

工務店情報

会社名
株式会社 シムデザイン 一級建築士事務所
対応
住宅・店舗の設計・施工、リフォーム工事
アクセス
松山市久米窪田町337-1-301
電話番号
089-993-7480
営業時間
10:00〜19:00
定休日
不定休

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