「平屋=広い敷地」と考えがちですが、一般的な分譲地に4人暮らしの快適な住み心地を叶えた平屋が完成しました。ポイントはみんなで過ごす場にはボリュームをもたせ、主寝室や子ども室はミニマムにしたこと。またL字型にレイアウトした各室にたっぷりめの収納を確保することで、どの場所もすっきりと片付けることができます。
外壁の白の塗り壁に合わせて、邸内の壁は漆喰と自然由来の壁紙を使い分け。無垢のパイン材など木の色と白で統一したことで、シンプルなかわいさとともに、実際の広さ以上の広がりを感じさせます。
リビングのある北側には隣地の田畑があり、あたかも自宅の庭のような癒しを取り込めるというメリットも生まれました。「子育てが楽しくなり、家事ストレスを軽くしてくれる家」という施主の理想が見事に形になっています。
子ども室の入り口のアーチから眺めたLDK。リビングは北面に大窓や腰窓をとっており、終日、安定した光が差し込んできます。右手には南に窓をとった小上がりの畳コーナー。