Designers Voice

日本で古くから美しい比率として使われる大和比「1:√2」が事務所名の由来となっているROOT 2-DESIGN。単純な形のなかにバランスがとれた、美しい建築がコンセプト。白方さんは「特に目立つというわけでないのに、自然に周囲と馴染み、なぜか心地よいと言っていただけること」を理想に掲げる。美しさと機能性の高さが同居する快適さは、どこからくるのでしょうか。

Designer

ROOT2-DESIGN株式会社
白方賢吾KENGO SHIRAKATA
1966年愛媛県生まれ。福山大学工学部建築科卒業。東海興業(株)、(株)愛媛建築研究所に勤務後、独立。2008年ROOT2建築設計事務所愛媛事務所設立。戸建を中心に「バランスや調和のとれた、日常が心地よい空間」を求めた設計を行う。
■ 好きな建築家/ザハ・ハディッド、安藤忠雄 ■ 趣味/釣り、プラモデル、旅行

わたしの仕事

  • 「常識」にとらわれず、その人の暮らし方をイメージする。

    白方さんの建築の基本コンセプトは「光と風」。しかし、一般的に良いとされる南側からの採光がすべての家に当てはまるものではないように、それぞれの立地や住む人の暮らし方に合わせて考え、定型にあてはめることは決してしない。それが白方デザインの基本です。

  • 見て美しく、住んで納得のデザインを。

    美しいデザインは数あれど、暮らしの舞台となる家は本当に居心地がよく、使い勝手の良いものであってほしい。そんな白方さんが生み出す家は、無駄な装飾のない、機能を重視したデザインをベースにつくられています。そのすべてのスタートは施主とじっくり話し合い、きちんと理解すること。素材などにより、将来、難しい手入れが予測される場合は事前に説明をし、どうしてもという場合は不具合が最小限になるように設計段階で調整。長く住む家だからこそ、がんばらなくていい方法を一緒に考え提案することを心がけています。

  • 型にはまらない、心地よい空間デザインを求めて。

    店舗とは違い、住む家の間取りや構造は一生つきあうもの。そのためには、心地よさと手入れのしやすさが重要です。機能だけではなく、季節の飾り物を愛でる空間を設け、訪れる人の目を楽しませる工夫もいいでしょう。暮らしにある余白こそ、生活にゆとりやワクワクを生むきっかけになると考えています。

わたしの趣味

  • 「つくること」に熱中した少年が、そのまま大人になった

    小さな頃から絵を描くことや、ものをつくることが大好きだった白方さん。特にプラモデルは没頭したことの一つ。「ものを組み上げ、つくり出す楽しさに気づき建築の世界に足を踏み入れてからは、限られた空間にいかに必要な要素を配置するかを考えるのが楽しい」と話します。型にはめればラクにできるけれど、一人ひとりの暮らし方を考えるとそうはいかないもの。その人にとって心地よい形を求める試行錯誤の日々は、経験を重ねてもなお続いています。

  • 釣りは気持ちをリセットさせる、いいきっかけ

    ほぼ週1で行くほど、なくてはならない趣味になっているのが「釣り」。海でも山でも、釣れる方法を考えては頭をフル回転させているそう。道具一つにもこだわりがあり、植物や生物など、自然の造形物の機能美を感じる時間でもあります。

  • ものづくりの原点・プラモデル熱はいまだ健在

    長年集めたプラモデルの数々が宝物。かつて憧れた車やバイクのモチーフが多く、組み立てることなく置いてあるものがほとんど。「つくり始めると、ヘンにこだわって没頭しすぎてしまうので、今では箱や設計図を眺めるだけで満足しています」。

  • 旅はインプットのために欠かせないもの

    旅は主に建築を見に行くことが目的で、実際にこの建築を見たい! と思えば、どこにだって行くそう。「マカオで見学したザハ・ハディッド建築のホテルに空きがあると聞けば、即予定変更し宿泊したこともありました」。そんな大胆な行動力が、感性に刺激を与えてくれます。

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