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Designers Voice

Designer

株式会社コラボハウス
河本眞里Mari Kawamoto
松山市出身。兵庫県立大学環境人間学部居住空間計画コース卒業。2012年コラボハウス愛媛入社。子どもの頃からの夢であった設計士となり10年、100邸を超える家づくりに携わってきた。一級建築士、福祉住環境コーディネーター2級、ファイナンシャルプランナー3級。
■ 特技/ピアノ ■ 好きな本/Casa BRUTUS ■ 好きな音楽/Rock ■ 好きな建築/ジェフリー・パワのヘリタンス カンダラマ ■ 休日の過ごし方/建築巡り

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  • 見たい景色、暮らしのシーンを描いていく

    住宅の一般論にとらわれるのではなく、その家族には何がふさわしいのか。施主の想いの先を読み解き、本当に求めるものに気づいていくプロセスを一緒に楽しんでいる河本さん。自邸を設計した経験を活かし、寄り添う目線、時には客観的な視点を持ち、家づくりを行っています。
  • 緻密なディテール。その一つひとつが空間の質を左右する

    河本さんの設計に、決まったルールはありません。施主と会話を重ねるなかで、自ずと見えてくる本当に必要なもの、求めているものを汲み取り、設計の軸としています。ただ施主の意向に合わせるだけではなく、時には客観的な視点からの提案も大切に。「例えば建具の高さとか、棚の奥行きとか…5cm、10cmの些細な違いでも、完成したときに見え方は変わってきます。おさまりの部分でこうした方が美しいかなと思うところは、一つの提案としてお伝えするようにしています」。そうすることで施主は気づきを得て、家づくりに広がりが生まれます。
    家に帰ってきたとき、リビングのソファに座ったとき、ダイニングで食卓を囲むとき。そんな暮らしのシーンにおいて、見える景色を描くことも大切にしている河本さん。目線の運び方や抜け感を意識してアールのデザインを取り入れたり、窓枠のラインを華奢に仕上げたり、そうした一つひとつのディテールが心地よさにつながっています。

  • 好きなコトやモノを考え、わが家に迎える楽しみ

    自邸を設計し、引っ越したことをきっかけに「改めて自分の好きなコトやモノはなんだろうと考える時間が増えました」と河本さん。時勢柄、家で過ごす時間が多いこともあり、“好き”を吟味して本当のお気に入りをわが家に迎えていく楽しさがたまらないと話してくれました。以前は海外や全国各地へ、建築をめぐる旅へ出かけていたとそうで、なかでも印象に残っているのは、スリランカの建築家・ジェフリー・パワが手がけたホテル「ヘリタンス カンダラマ」。実際に宿泊し、その良さを実感。「自然と建築が一体化している。環境に素直な建築に惹かれました」。
    持ち物にも河本さんの“好き”が表れていて、その一つがil bisonteの手帳。色は替えながら、同じデザインのカバーをずっと愛用しているそう。「文字や図面に起こすことは、頭のなかの整理整頓にもなって。なんだかんだアナログのままです」。
    また、プライベートでは温泉や整体、アロマなど、心身のバランスを整える時間も大切にしている河本さん。「自分の機嫌をしっかりととってあげたい」と笑います。

    「好き」を吟味する時間

    リラクゼーション

    il bisonteの手帳

WORKS

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