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ライフスタイルコラム
家づくり初心者が知りたい!デザイナーズハウス語録②「パッシブデザイン」とは
人にも環境にも家計にも優しい“パッシブデザイン”とは?
家づくりについて調べていくと普段聞きなれない専門用語がチラホラ。
そんな用語の意味を知れば、もっと家づくりのイメージが膨らむはず。
●家づくりを真剣に考えている【Sさん】に
●家づくりのスペシャリスト【D氏】が教えてくれます!
【Sさん】雑誌を見ていたら「パッシブデザイン」という言葉を見つけたんですけど、自分で調べてもいまいちよく分からなくて…。
【D氏】エアコンや照明といった機械をなるべく使わずに、一年中快適に過ごせる設計手法のことですよ。
太陽光・地熱・風といった自然エネルギーを利用して、「明るい自然光が差し込み、夏は涼しく、冬は暖かい」住環境をつくります。
【Sさん】私、扇風機とかエアコンの風が苦手なので、それが実現できるととてもうれしいです!
【D氏】パッシブデザインのポイントは5つ。
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・断熱性・気密性…室内の断熱性や気密性を高めることで、外の気温の影響を少なくする。
・日射熱利用…冬の昼光を室内に取り入れ蓄熱し、夜間も暖かく保つ。
・日射遮蔽…夏の強い日差しを遮蔽し、室内を涼しく保つ。
・自然風利用…自然の風を室内に取り入れ、空気を効率よく循環させる。
・昼光利用…日中の日差しを室内に取り入れ、照明器具を使わず明るさを確保。
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このようなポイントを全て考慮しながら設計していきます。
【Sさん】外の気温に左右されず快適に過ごせるということは、ストレスフリーで健康にもよさそう!
室内温度が一定だと、ヒートショックの予防にもつながりそうですね。
【D氏】それだけでなく、電気やガスの利用を軽減できるので省エネにつながるので地球にも優しい設計なんです。
【Sさん】ということは…光熱費の削減にもなる!
いいことたくさんですね。
断熱性を高め、室内の温かい空気を逃がさない
天窓や吹き抜けを利用し、光や風を取り入れる
軒やひさし庇で、夏の太陽光を遮る