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Column

生活コーディネーター平野さん「暮らしのかたち 家族のかたち」”間取りに名前、いりますか?”

#コラム
17 Jun 2022

間取りに名前、いりますか?

 

「落ち着く空間」をつくる仕事

生活空間コーディネーター平野さんの

日々の暮らし方のはなし。

 

 

生活空間コーディネーター Le・lien

平野美香さん

 

 

 

転居による引っ越しまでの間、結婚後すぐに住んでいたマンションに戻り、仮住まいをしています。夫婦二人だった当時はとても住みやすい間取りでしたが、いまはなんだか不便です。
夫婦2人に加え、子どもとの4人暮らし。料理に没頭できていた独立型キッチンは、子どもから呼びかけに気づかないと怒られる原因に。親子で寝ていた部屋は手狭になり、夫はリビングに布団を敷いて寝る方が都合良いのだとか。以前はいいと思っていた家なのに、自分たち側の使い勝手がずいぶん変わっていることに気付きました。

 

 

日本ではリビング、子供部屋、こっちは寝室、と間取りを先に指定しがちですが、一度「本当にこれでいいの?」と、自分たち家族の暮らし方の棚卸しをしてみることが大事かな。移動までの一歩やちょっとの手間は、長い時間暮らすと大きなストレスにもなる。家族の暮らしかたを考えれば、きっと、我が家だけの間取りが見えてくるはず。リビングを寝室兼用にしたっていいんです。住みやすさは、家族ごとに違うんだもの。