念願の家づくりに臨むにあたり、ご夫妻は独自に勉強を重ねていくにつれ、素材や性能の重要性を実感するようになったそう。そうして行き着いたのが、隣町にある昭和建設でした。建材屋を営み同社との付き合いがあるお父様からも「昭和建設は機能性もデザインも良く、他にないことをしている」とお墨付き。お二人は自然素材で快適に住まえる平屋をオーダーされました。
二人暮らしにちょうどよく、コンパクトな間取りという要望に対し、設計士の氏間さんはパブリックゾーンのLDKと、水まわりや居室などのプライベートゾーンをゆるやかにわける回遊動線を提案しました。玄関の正面の扉を引けばLDKが広がり、すぐ右手に進めば水まわりという2WAY動線が便利です。
リビングの床一面には、屋久島の地杉を使用。深みのある木目をというご夫妻の要望を満たしたセレクトです。内地材に比べて養分が詰まっているので赤みが濃く、セドロールという物質が安眠効果やリラックス効果を発揮するといわれています。壁には鉱物を主成分とする天然素材100%の内装材・モイスを使用。調湿効果、消臭効果にも優れているほか、崩れにくいので床と壁の継ぎ目に巾木がいらず、埃が溜まりにくいというメリットもあります。
「家族で過ごす場所も個々のスペースも充実させたい」「子どもたちがどこで遊んでいても見守れる平屋を」といった要望に対して、LDKと和室を合わせて28畳の大空間が広がる平屋を実現。
田園風景に囲まれた立地を最大限に生かすため、南向きのリビングに沿って縁側を置き、LDKと子ども部屋に面した中庭も確保しました。光と風を導くパッシブデザインが、住まいに心地よさをもたらします。