日本の気候風土に適した素材を使い、伝統工法に倣った工法で建てる。そんな「昭和建設」の家づくりに惹かれたという施主夫妻が叶えたのは、自然素材の平屋。屋久島の地杉をはじめ、愛媛県産の杉、吸湿性に優れた土壁パネル・モイスなどで空間を構成しています。
邸内は、中央に置いたウォークインクローゼットで、LDKとプライベートエリアである水まわり、居室を巧みにゾーニング。暮らし方に合わせ回遊できるコンパクトな間取りを描きました。
断熱材も新聞を原料としたセルロースファイバーを使用し、高気密・高断熱な住まいに。床下エアコンと、床面から排気する24時間換気システム「澄家」の合わせ技で花粉、PM2.5もシャットアウト。屋久島の地杉の豊かな香りに満ちた理想の空気環境で、二人は健やかな暮らしを謳歌しています。
外壁はシルバーブラウンのガルバリウム鋼板をベースに、一部リビングのある南面の壁と軒天井には屋久島の地杉を採用。ヴィンテージ感のある塗装もカッコいい