HIROKENで建てた友人の家を訪ねたとき、その快適さを実感。性能や構造への安心感が決め手となり、施主夫妻は依頼を決めたといいます。限られた敷地を最大限に活かし、夫妻と4人の子どもたちがのびのびと暮らす住まいを建てるにはどうすればいいか。織田さんは、暮らし方を一つひとつ施主とシミュレーションし、家族のこれからのライフスタイルを想像しながら間取りづくりを進めていきました。

現在の住まいでの困りごとや動きにくさを解消する間取りとして、1階で生活のほとんどが完結する動線を提案。玄関からファミリークローゼット、洗面室、脱衣室、浴室までをウォークスルーとし、朝の支度や帰宅時の着替えをスムーズに。
また水まわりはキッチンの背後に集約し、最短距離の家事動線を実現。動線上に収納を適宜配置し、ながら家事、ながら収納ができる住まいを計画しました。

リビングの一角に設けた4畳半の和室は、将来的に夫妻の寝室としても活用できるよう引き戸で仕切りました。
またホールの隣には個室の書斎も配置し、テレワークやテスト期間や受験シーズンなど集中して勉強したいときの篭れる場所も確保しました。
ご飯を食べたり、おしゃべりをしたり、宿題をしたり。いつもどこかに家族の気配を感じられる。そんな住まいづくりを、織田さんは大切にしています。